クラウニングとストリート
日本に置いてだけかも知れないが、クラウニングが多ければ多いほど、ストリートのバスキング。いわゆる大道芸とはすこぶる相性が悪いように感じる。
必ずしもではないが、投げ銭を取るストリートである大道芸において、楽しい時間と技術力の対価としてお金を払う気持ちは出てくるものの。
クラウニングや計算された失敗の上にある小さな成功に至る技術はあまり共感を呼びにくく思う。
「ボールを7つ投げる技術」と、「志村うしろ、うしろ」的なコメディー要素の技術では、コメディー要素は技術としても見られる事が少ない。
劇場で見る分には素晴らしいと感じるものも、ストリートで見ると、ふざけてるようにしか感じない表現もある。
物は変わらずでも、場所が変わると価値が変わる。
表現者はそれを分かって、ストリートでも価値がある方向にするのか、場所によって価値が変わっても自分の表現をするのか。
永遠のテーマだと思うのです