変わる

大道芸やパフォーマンスの世界は、様々な分野があり。

おおよそ世間一般的に言われて、認知されてる大道芸の世界は本当に一部分である。

これは結構珍しい世界なんじゃないかな〜と個人的には思い。

大抵の界隈は「裏側」と言われるものはあれど、大体の印象から少し深めになるくらいで、印象そのものは合っている。

ただし、表現の世界となると奥行きは無限で、裏側でもないからまさに奥行きで。

音楽や芝居や絵とも違い、サーカスも近いものはありつつも大道芸のパフォーマーともなれば個人個人がごった煮状態なので、本当になんでもありな上に、表で表現されてるものは「表側」なので、奥行きという表現が一番適しているのではないと思う。

 

今回見てきた「パフォーマーインザダーク」というライブはまさにごった煮を闇鍋にしてるのに、目隠しされて、何を食べるのかもわからない状態の感じで「わかるものと」「わからないもの」もありながら、そこにはたしかに「表現」があって、とても楽しいライブでした。

主催は「芸人まこと」さんという方でした。

 

今回の僕の中での本題はこのかたの事。

マコトさんは多くの人を魅了しているファンも多い先輩でもあるのですが・・・正直今まではかなり苦手でした。

強面・高圧的・観てる人にタメ口・ショーが枠に収まらない(指定されている時間を超える)・等々。

僕の好きなタイプの方とはかけ離れていて、勿論存じてはいましたが接点もあまりないので、印象は良くないままここ最近まで来ました。

ここ最近は、少しずつ接点を持つことが多くお会いすることも多くなったので、印象は幾分やらかくなってはいたものの、それでも気持ちのどこかに、同じクラスの不良少年を見るようなドキドキ感はありました。

 

ただ

 

完全なる僕の食わず嫌いでした。

いや、僕の中でやっと理解できる僕になったのかもしれません。

今回のライブでマコトさんの表現の奥行きは本当に深く、色々と思考を凝らし、自然にお客さんを誘導して行きながら、自分自信もとても楽しそうにパフォーマンスしながら空間を作っていく方でした。

今まで「苦手」できてたものですから、今回で一気に「好き」が加速しております。

ご挨拶した時も優しく「ありがとね」と言ってくれたり、知らなかった魅力が一気に自分の中に入ってきました(優しくされると好きになるタイプなんで)。

て事で、今はメッチャ好きです。

天ヒラ返しのごとく好きです!

大道芸の世界は本当に素敵な人が多いと改めて感じました。

 

で、少し真面目な話です。

表現はそれぞれで、内容なんて在って無い様なもので、パフォーマンスを見せると言うのは、あくまでツールであると改めて僕は感じる今日この頃です。

大道芸なんて、一般の方印象が偏るくらい似たり寄ったりの、昨今。最後は人だなと思うばかりで、ジャグリング・パントマイムなんていうジャンルは、台本の様なもので、それを表現する人がどうかがとても重要であり、技術も勿論ですがその表現者が愛されるかどうかが、本当に重要なんですね。

 

凄いパフォーマンスをする人よりも、愛されるパフォーマーである事を追い求めたいと心から思うライブでした。

長くなりましたが

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ではでは